渋谷監督

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こんばんは。山田真以です。

今日、渋谷監督と黒崎ヘッドコーチの解任の発表がありました。
チームの成績を考えると、何かしらのテコ入れはあるかな、、、と思ってはいましたが、
こんな形でおふたりとお別れするのは、悔しくてしょうがありません。

多くのサポーターの皆さんがご存知のように、
渋谷監督は、とても紳士的で、とても誠実な方です。
私たち取材陣に対しても、どんな質問にも真っすぐ向き合ってくれました。
チームが好調な時、饒舌に話をしてくれるのは、よくあることでしょう。
でも、渋谷監督は、チーム状況が思わしくない時でも、紳士に向き合い取材の対応をしてくれました。
こんな状況ですから、取材の中で、厳しい言葉が向けられることもありました。
取材記者は、取材をすること、記事を書くことはプロかもしれませんが、
サッカーにおいては素人です。
現場でしか分らないことがたくさんあると思います。
それでも、渋谷監督は、そんな言葉に対してもしっかり受け止め、誠意を持って答えてくれました。
私は、大宮に携わり5年目になりますが、こんな素人な私に対しても、
ひとつひとつの質問を汲み取って頂けて、笑顔を絶やすことなく向き合って頂けた監督は
渋谷監督が初めてです。
練習が終わり、監督取材の囲みでは、30分を超えるのは当たり前でした。
長いなぁ、、、と思ったこともありましたが(笑)取材に来て良かったな、
そう手応えを掴めることは、私たちにとって、本当に有り難いことでした。
きっと、渋谷監督のことですから、せっかく取材に来てもらって、、、という気持ちがあったのだと思います。
実際に、雨の日や風が強い日、寒い日、暑い日etc...
渋谷監督は「わざわざ、ありがとうございます」と口に出して仰っていました。
そんなお人柄があって、「しぶさん」と、どんな方にも親しまれていたことは、
私が大宮に関わって自慢したくなる点のひとつでした。

2014シーズンの途中で、渋谷監督が就任し、まずは守備の構築に着手。
熊谷での渋谷監督の初陣。鹿島相手に勝利出来たことは、今でも鮮明に覚えています。
「渋さんが、守備のルールを植え付けてくれた」そう話す、愛弟子でもある金澤選手の、
ここからもう一度やってやるぞ!という闘志を持った顔も、印象に深く残っています。

2013年に大宮に携わってから、渋谷監督に至るまで、
毎年のように、監督の交代がありました。
またか、、、この時期が来ちゃった、、、恒例のことのように思える状況を変えてくれたのも渋谷監督でした。
2014シーズン、J2に降格して、2015シーズンも引き続き、渋谷監督が指揮を執りました。
シーズンをまたいで、同じ監督が指揮を執ったのは、私にとって初めてのことでした。

2015シーズンは、序盤こそJ2の戦い方に苦戦したものの、しっかり立て直し、見違えるほどの自信をチームは手にしていました。
J2優勝までのカウントダウンが始まっているのにも関わらず、なかなか勝利を手に出来なかった時期も、
今思えば、ホームで雨降る大分戦での劇的勝利への準備だったんだな、と笑い話に出来たのも、渋谷監督が中心になって地道に作ってきたチームがあったからだと思っています。

そして、去年。
J2優勝の勢いをそのままに、J1で過去最高の5位という成績を手に出来たことは、
大きな功績だと思います。

今年は、主力の選手が抜け、新しいチーム作りに時間がかかってしまいました。
渋谷監督の苦悩や試行錯誤は、練習を見ていても伝わってきました。
去年までを知っている選手たちはベースがあるから、そのベースを大事にしていたし、
新しい選手たちは、自分たちもそこにフィット出来るように一生懸命でした。
ただ、少しのズレで、少し歯車が合わないことで、だんだん自信を無くしてしまっていたようにも感じます。
11人、いや、チーム全員の歯車をもう一度ぴったりはめるのは、本当に大変なことなんだな、と痛感したここまでです。


黒崎ヘッドコーチは、口数こそ、少ない方でしたが、選手ひとりひとりを良く見ている方だなぁ、と感じる場面がよくありました。
私も含めて、試合に出る機会が多い選手のもとに取材をすることが多いのですが、
「若い選手たちも頑張っているから、どんなことを思っているか聞いてあげて」と
言ってくれたことがありました。
「黒さんが取り入れていたシュート練習をはじめたらゴールが取れた」と話していた清水選手や「ボールウォッチャーにならないような工夫を教えてもらった」と話していた選手たちにとっては大きな味方だったのだと思います。

やっとここまで、、、やっとおふたりの元で、こんなにもチームが躍動出来たのに、、、
プロスポーツだから、お金を払ってチケットを購入し応援してもらっているから、、、
勝ってこそ、勝利を上げてことが、その価値というのは理解しているし、
また同じように、大きなテコ入れをしないと何とか出来ないとの判断は、正しいのかもしれないけれど、、、
私は悔しくて悔しくてしょうがありません。



ただ、前に進まなくてはいけないことも確か。
チームが大きな決断をしたのだから、その決断を無駄にしないようにしたい。

昨日の柏戦のあと、ネイツ選手が「このような状況だからこそ、またチームやサポーターと一丸となって戦いたい」と話をしていました。
今年はここまで、悔しい思いもたくさんしたけれど、
それ以上に、これまで、チームには嬉しい気持ちや楽しい思い、勇気もたくさんもらっているから...
大宮というチームを好きになって、チームを応援しにスタジアムに駆けつける以上、
試合終了の笛が鳴るまでは、諦めたくないし、選手に後押しになる声援を送りたいです。


私たち大宮のサポーターはこれまで、いろんな状況を超えて来たんだから、
このような時こそ、声援を。
残り21節、諦めない。
渋谷監督、黒崎コーチの気持ちも最終節まで持って行く、絶対に。



山田真以







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